フィジオ 第3ビジネスグループ 主任  研究員 井出健智

2021年2月にディープラーニング検定E資格に合格、その後G検定を取得しました。資格取得までの道のりと、これからのAI市場についてインタビューしました。


井出 健智 /プロフィール

筑波大学大学院  理学博士号取得
某国立大学にて特別研究員として素粒子理論を研究
2008年フィジオ入社
画像検索システム、画像認識システム開発にてAIに初めて関わる
某メガバンクプロジェクトにてRPAによる開発を多数経験(AI連携も含む)

ディープラーニング検定/G検定・E資格とは

一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施しているAI技術に関する試験
機械学習やディープラーニングに関する知識や技能についての認定資格
ディープラーニングとは深層学習のことで、機械学習のひとつです。
この資格にはジェネラリスト向けのG検定とエンジニア向けのE資格があり、E資格を受験するためには同協会指定の講座を受講する必要があります。

受験のきっかけは何だったのですか?

もともと数学が好きで、機械学習や深層学習に興味がありました。
また会社からも受験の推奨を受け、全面的に応援をしてもらえたことも、大きかったと思います。
私が資格取得できたことで、今後なにかしら会社へ貢献できればと考えています。

E資格取得のメリットを教えてください

E資格取得にむけて、応用数学、機械学習、深層学習、開発・運用環境という幅広く深い知識を学ぶ必要がありました。AIで使用される様々なアルゴリズムの種類や、それぞれの特徴・短所を理解している必要があったため、網羅的に広く深い知識を身につけることができました。
アルゴリズムの中でどのような計算がされているかを、数式を用いて理解することで、最新の論文などを読むこともあり、今後業務に活用する際にも役立つのではないかと思っています。
E資格取得でAI関連の実践的な知識が身についたことは、私にとって大きな強みになったと感じています。

受験~合格までの裏話

実は、試験の内容は口外禁止されているんです。オンライン研修をうけたり、週1回ほど指定の講座をうけたりと、業務をしながらの受験でしたので大変なこともありました。
最新の機械学習系の論文をよむことも必要です。数学・統計はそこまで難しくないものの、やはり大学数学レベルをしっかりと押さえておくことは大切だと感じました。
毎日の昼休憩時に参考書を読んだり業務終了後に受験対策をしたり、と自分なりに工夫をしながら受験しました。

今後のAI市場について

今のディープラーニング技術では、物理的なモノへの導入が現実的なのかなと思います。大量の音声データだとかテキストマイニングだとか。ただ、あと10年したらもっともっと技術も技術者も進歩していて、おもしろい未来がくると確信しています。
私もE資格を取得したことをきっかけに、今後は人工知能につながるような研究や開発に携わっていきたいと思っています。
E資格を取得は、あくまで理論と実装であり、すぐに実践力がつくわけではありません。
ただ、「エンジニアがディープラーニング実装を学ぶには最適の資格」であると思っていますので、これからデータエンジニア人口が増えることで、日本のAI市場がもっともっと盛り上がっていくといいなと思います。