【概要】
大手金融業のお客様では、業務効率化を促進するために、RPAの導入をトップ判断で決定しました。トップダウンの指示で業務効率化を
進めることから、いわゆるPoCは行わずに200ライセンスを購入してフロント業務での活用をスタートすることになりました。

【ポイント】
RPAについてはほとんど初めての現場にて、RPAを活用できるようにするために、管理者向けには「RPAとは」というタイトルで啓蒙を図り、利用者には「初心者コース」として実際にツールを使いながら操作を覚えてもらうことにしました。利用者向け講習会は1回10名として、講師2~3名で受講者の理解レベルに応じてフォローを行いました。

講習会を受講した方には、職場に戻ってから、実際の業務をRPAを使い自動化してもらいました。そこで分からない点があれば、駆け込み寺として講師がいつでも質問や疑問に応えられる体制を取りました。

【ノウハウ】
200人もいる中で、IT基礎知識レベルも学習速度もまちまちなので、組織のRPA活用レベルを向上させるには、各部署やチームで最も理解度の高い人に、その部署やチームの他のメンバーを指導やフォローしてもらうことがとても有効であることが分った。